日本人の名前
今週のお題「名前」
日本の歴史には女性の名前がほとんど残されていない。
戦後の無知なサヨク歴史学者は女性蔑視の証拠だなどと言い続けてきた。
しかし日本の歴史に女性の名前が残されていないのは別の理由があるのだ。
古代から日本人は怨霊の存在を信じてきた。
怨霊は恨みを持ったまま不慮の死を遂げた人間が此の世に現れた姿だ。
全ての災いはこの怨霊が起こすと日本人は信じてきた。
天変地異や凶作、疫病も怨霊の仕業と信じていた。
無知な歴史学者は、そんなものは迷信で取るに足りない戯言だと云う。
現代では当然そうだが、歴史はその時に生きていた人々の感覚で考えなければ意味をなさない。
日本人は古代から怨霊の存在を信じて生きてきた。
だからこそ神社を作り常に鎮魂をしてきた。
怨霊を神に高め災いの元にならないようにしてきた。
日本の祭りはほとんど慰霊祭や鎮魂祭が元だ。
悪霊は時に生きた人間に取り憑く。
特に女性には憑きやすいと思われてきた。
それを防ぐには本名を知られないことが最も効果的だと考えた。
誰と特定されなければ悪霊に取り憑かれることもない。
だから女性の名前は何処にでもあるのものにしたのだ。
イネ、クマ、クメ、ヨネなどがそれだ。
さもなければあだ名でしか呼ばなかった。
日本の歴史は女子供を悪霊から守るために名前を残してこなかったのである。
紫式部や清少納言も彼女たちの本名が悪霊に届かないように役職名で書いたのだ。
貴族もあだ名や役職名でしか呼ばなかった。
皇族は名前で呼ばれることなど決してなかったのだ。