たかまさ’s ブログ

還暦親爺が勝手に書き綴る過激ブログ。ご意見無用!

杏野はるな 結構おもしろい。

何をしている娘か知らないがブログを読んだら結構まともでおもしろい娘だった。

言っていることはまともである。特に日本のテレビ番組に関する評価は的を射ている。例えば「渡鬼」などに代表されるテレビで舞台劇を見せられることや、飽食の時代を謳歌しているような、餓死者が日常の国に恨まれそうな食ってばかりの番組や、たけしが流行らした雑学ひけらかし番組ばかりが垂れ流されているのが、今の日本のテレビ界だ。しかもスポンサーがパチンコ屋ばかりというのも情けない。

もう何年もこういう状態が続いているから海外TVドラマのDVDを借りて観ている。そう、つまりテレビはつまらなければ観なければいいのだ。はるな嬢は芸能界の御仁のようなので、テレビ界を励ましているが、意のある国民は観なければ良い。

はるな嬢の言うとおり、例えばアメリカのTVドラマは素晴らしい出来である。個人的な趣味でサスペンスかミステリーしか観ないが、「MONK」とか「Bones」などは本当によくできている。「CSI」が海外TVドラマのDVDを観た最初だが、ウィリアム・ピーターセンが主役だったシーズン9まで全て持っている。日本の科学捜査ものなど足下にも及ばない出来である。リアリティーだけでなく、人間を描いている点が出来の違いだ。

有名なハリウッドのインタビュー番組「アクターズ・スタジオ」でスピルバーグが面白いことを言っていた。演劇や映画を学んでいる学生の質問に答えてのことだ。ある学生が「良い映画とは」という質問をした。スピルバーグは「音を消しても内容が解る映画」と答えた。台詞など必要最小限で良いというわけだ。何しろ映画は映像芸術なのだから。

日本の映画人やテレビドラマ制作者は肝に銘じると良い。映画は映像で表現する芸術なのだ。君らがやっていることは映像を説明しなければ解らないような代物を作ってるということだ。日本の映画やドラマが世界でヒットしないのはそれが原因なのだよ。未だに黒沢を超える映画人がいないのが情けない。